アルミ缶等の搬送に、画期的な新手法を開発中!

アルミ缶/搬送コンベア(試作機)

イメージ図

 交番磁界を応用したアルミ搬送装置です。従来アルミ缶やアルミ蓋等を垂直に搬送する方法は、 エアーサクション式のコンベアによる方式が採用されていました。 この方式ですと、大風量のブロアーが必要であり、運転コストが非常に高い、 また空気配管が複雑になるなどの欠点がありました。
 このたび山信金属工業(株)では、これらの欠点を解消すべく新手法によるアルミ缶の搬送に着手しています。(試作機)

アルミ搬送コンベアの特徴

  • 従来の大風量のブロアーが必要なエアーサクション式のコンベアに比べ、内蔵ベルトを駆動するモータの電源だけで済み、省エネ効果は抜群です。
  • 永久磁石式ですので、電磁石式のような励磁電源は必要ありません。運転コストの大幅な低減に貢献。
  • マグネットを取り付けたベルトを駆動しているだけですので、エア配管等の簡略化に貢献しています。
  • 回転部分はケーシング内にあるため、搬送部分(作用面側)は安全であり且つ衛生的です。
  • アルミ缶/搬送コンベア<使用例>
    主仕様
    動力源 三相AC200V 50/60Hz
    0.75Kw(インバータ制御)
    駆動方式 マグネットベルト駆動式
    搬送速度
    (70°傾斜)
    ワーク寸法:φ70x32H アルミ缶
    10Hz:17m/min、15Hz:60m/min、
    20Hz:90m/min、25Hz:135m/min

     

    製作にあたり

     当アルミ搬送コンベアは実用化されておらず、まだ試作機の段階です。お客様ニーズに合わせ、垂直から水平へ、垂直のみ等の搬送も計画しています。 但し、吸着するわけではないので下面搬送は困難です。またワーク浮き上がり防止のためにガイド等が必要となります。
    現段階では試作機であり、開発途上の装置となりますのでお客様とのお打合せが必要です。
     (搬送するワークの形状、材質、重量、搬送経路、スピード、設置場所の雰囲気等の諸条件を具体的にご指示下さい)