永磁式マグネットレール・キャリア

レールとキャリアの違い

永磁マグネットレールは、ステンレスケース内に永久磁石を弊社独自ノウハウで配置しています。
永磁マグネットレールにはベルトの摩擦低減のためベアリングを内蔵したタイプと、搬送面がフラットなベアリング無しのタイプがあります。
ベアリング付の場合マグネットキャリアと外観が似ており両製品ともローラベアリングが取り付いていますが、シートが直接当たるか当たらないかでキャリアかレールかの区別となります。
少し分かりづらいのですが、見た目の形状はSPR-R型マグネットレールでも、使用しているローラベアリングが研磨品の場合はSPC-R型マグネットキャリアとなります。
要するに、使用するローラベアリングの種類によって、呼び名が異なるということです。

永磁マグネットレール / SPRF

ベルトを介して使用しますが、磁力作用面がフラットなベアリングが無いタイプです。
ベアリングギャップが無いために、ベアリングありのタイプに比べて吸着力が強めになります。
平ベルトや、歯切加工をしないタイミングベルト、幅広ベルト内に複数並べて使用するなど、使い方は様々です。

永磁マグネットレール / SP−R

ベルトを介して使用するもので、モータ負荷を軽減する目的でベルト走行面にローラベアリングを取り付けてあります。

永磁マグネットキャリア / SP−R

直にシートが接触するため、当たり傷軽減のため研磨ベアリングを採用しています。

その他永磁レール・キャリアの種類

@記号 断面形状 材料接触の仕方

SPRF

フラットタイプ(平型)
SPRF型イメージ

直接接触しない

SPR−R

レールタイプ
SPR-R型イメージ

直接接触しない

SPC−R

キャリアタイプ
SPC-R型イメージ

接触する

SPCB

スキッドバーキャリア
SPCB型イメージ

接触する

SPRH

ハットタイプ
SPRH型イメージ

直接接触しない

SPRU

凹タイプ

直接接触しない