パイラー装置について - メインパイラー
シート材の変形・キズを防止し、高速に積載
日本初の多条式コンベアを採用した電磁マグネットパイラーです。
従来の常識を打ち破る幅狭ベルトの多条掛けというスタイルを確立しました。
製品とベルトの接地面を小さくし、製品のキズ防止とSPM※1の向上を実現しました。
パイラーの積載能力向上により、高速プレスの能力を最大限に生かすことが出来ます。
パイラーの山信が開発したこの方式は、現在ではパイリングシステムのスタンダードとなっています。
※1SPM:1分当たりのシートの切断回数
省エネタイプの次世代パイラー
コンベアベルトに鉄芯入りのタイミングベルトを採用することで、ベルトのカテナリーを0(ゼロ)とし、
電磁マグネットレールの能力を最大限に活かすことが出来ます。 |
最適な位置で吸着搬送
マグネットコンベアは各々が拡縮できる為、シート材に対し最適な位置で吸着搬送できます。 電磁マグネットレールは強弱の磁力調整が可能で、最適な磁力設定により搬送シートのスムーズな落下を実現します。 |
多種多様な形状のシート材を綺麗に積載
前後のスタンピング装置(シート揃え)機構は首振り機能を備え、多種多様な形状のシート材を綺麗に積載することが可能です。 |
生産性の向上
オシレート材(台形材料)は左右交互に積載する必要がありますが、 マグネット方式なので(A)の材料はNo.1パイラー、(B)の材料はNo.2パイラーといったように 交互に積み分けすることが出来ます。 |
品質に大きく貢献
コンベア駆動部の小型・軽量化により加減速運転が可能です。より高品質を求められる場合は ストップパイリング制御も可能です。
段取り時間の短縮
多条式コンベアと高速応答性の高いマグネットユニットだから実現できた積載パターンです。
また、弊社独自のスタンピング装置も省スペースに貢献しています。 |
多彩なパイリングモード
従来の流し込み方式では不可能だった、単独積み、交互積みなど、マグネットパイラーならではの多彩なパイリングモードが選択できます。
また、コイルの先端・末端の端材を、ラインエンドでリジェクトすることも可能です。
高速応答性の電磁マグネットユニット
SPMの向上は、電磁マグネットレールのON/OFFの対応時間で制約されます。 つまり、電磁マグネットをOFFにしシート材を落下後、次に再吸着可能な状態に立ち上げるまでの時間を短くすることで、 SPMの向上がはかれます。 |
容易なメンテナンス
マグネットコンベアの前後プーリは片持式にしてある為、コンベアベルトの交換が容易に行え保守の簡略化を計っています。
様々なラインナップ
ブランキングプレス用をはじめ、シャーライン用、長尺厚板用の電磁マグネットパイラーの設計製作を行っております。
鉄材以外も対応可能
磁石で吸着搬送できないアルミ・ステンレス材等 非磁性体に対応したパイラーも製作しております。 パイラーの山信としてエアサクション式やロールスイング式など、数多くの実績があります。
多条式マグネットへの改造も
既存の幅広1条ベルト式電磁マグネットパイラーを、多条式電磁マグネットパイラー方式への改造する場合もご相談下さい。