アルミ缶等の搬送に、画期的な新手法を開発中!
アルミ搬送機の構造と原理
本機の構造
本機は、樹脂ケーシングの中にベルトを内蔵し、このベルトには超強力な永久磁石を取り付けしてあります。
このベルトを高速回転させ、樹脂ケーシング表面(作用面)にアルミ缶等の搬送物を乗せますと、理論的には垂直に近い角度でも搬送できます。
アルミ搬送の原理
磁界と非鉄金属板との関係は、フレミング右手の法則と左手の法則を応用しています。 図に示しますように、磁界が作用している空間において電流、運動及び磁界の方向はそれぞれ直交します。 したがって磁界中で非鉄金属板を運動させると、非鉄金属板中に渦電流が発生します。 |
渦電流が非鉄金属板に発生しますと、そこには自ずから磁界が発生します。
この発生した磁界は外部から与えられた磁界に反発して磁界外に逃げようとします。
このように、非鉄金属板に交番磁界を与え続けますと、非鉄金属板は交番磁界外に逃げようと移動していきます。
製作にあたり
当アルミ搬送コンベアは、まだ試作機の段階です。お客様ニーズに合わせ、垂直から水平へ、垂直のみ等の搬送も計画しています。
但し、吸着するわけではないので下面搬送は困難です。またワーク浮き上がり防止のためにガイド等が必要となります。
現段階では試作機であり、開発途上の装置となりますのでお客様とのお打合せが必要です。
(搬送するワークの形状、材質、重量、搬送経路、スピード、設置場所の雰囲気等の諸条件を具体的にご指示下さい)